青い時間 さよなら告げる
訪れてた 夏にも気付かずに
終わりが無い、と
分かるはずが無い、と 景色を刺した
自分で築いた森の外に踏み出せずに
何故 歩き出さないの?
何故 創り上げないの?
そうして何も始まらないまま
朽ちて腐り行く人を 屍を 超えて
朝焼けが追いつく前に ぐしゃぐしゃに割れた音で構わない
削れたピック 朽ち果てたギター
いたずらに僕の扉を暴く
通り過ぎた 秋がすぐそこまで
始めよう 無様な真実を 隠せ
何故 立ち止まっていたのか
何故 拒み続けたのか?
そうして悩み続けた先には
芽生え狂い咲く音を 帰り道 捨てて
目が眩むほど美しい
今 咲き誇る
朝焼けが追いつく前に その核に触れた声を張り上げて