ふらりまたホタルみたいに浮かんだ魂の情が
零れ落ち深く泣き虫達と徒党と飛んでった
一人では生きることも
居なくなることすらできずに迷い堕ちる
鬼が潜んでいる心の四畳半
うまく笑えず自己愛も捨て去って
逃げた躯に虚ろが歌う
"You're not Here.
You're not Here.
All alone."
人形なんで───。
軽々しい魂の底に錨を留めてよ
バベルには行かないから
触れ合うから恋しいの 鬼よ人が怖いんでしょ?
・・・・・・・・・・でしょ?
《・・・》
《・・・・》
只の肉塊の躯体に宿る
生しい眩しい淫らしい魂の境界をなぞるとは
人の柔肌に触れる事だろか
踏み込めばボクも人に成れるでしょうか
拒まれる前にさようなら
"だろねだろね そんなもんだ
だろねだろね 華奢なもんだ
だろねだろね 逃げなけりゃ
あちゃらかに生きれたな
今の自分が惨めになったのは
お前のせい
お前のせいだ
笑えんな"
態とらしい悪態で気を惹かないでよ、バカなの?
ハベルには成れないから
鎖を千切って飛べたなら
何処へ行こっかな
でも幻想に縋って
幽き希望を追って
明日を信じて生きていくのはさ
確証もなけりゃ
現状ただのお祈りだ
神頼みだもんな
怯懦懶惰放埒
人任せで生きてきたから
また今世もダメだったんだな 失敗だったな
いつか誰か助けてくれるかな…
生まれて幾度のミステイク致命傷
棄権宣言逃避行
I'm not Hereで忘れてくれよ
人形なんで────。
軽々しい魂の底に錨を留めてよ
壊れたって壊れたって
魂はただ
逃げられない悲しみの鬼と、生きていくんでしょ?
独り息殺し廻りを希い
魂に潜む